現在。

森の案内人 三浦豊さんの撮影で、森に入った。
と言っても、そこは京都府立植物園
わたしの中で京都はいつも遠くにあるものだけど、ここだけは何故か近くに感じていられる。
朝まで降り続いていた豪雨は止み、緑は沢山の水分を含んで、きらめきを放つ。
片膝を付いてしゃがんだ足に土のぬかるみを感じて、わたしは息を止めてシャッターを切った。
実に多くの呼吸が彼を包んでいる。
そこは、驚く程にぎやか。