昨日、アイスランドから帰国。
今回は、ただひたすらに制作のために撮影を続けた旅だった。
同行してくれたシゲルさんは、滞在二日目辺りから体調を崩し、回復しないまま帰国。
相変わらずの悪天候には、何度でも心が折れそうになった。
辿り着いた町毎にアイスランドの爆発的な人気の高さを知り、それと同時に観光客増加により起こる深刻な問題も目の当たりにする。
昨年ご縁があって、今回の最終日にお会いしたReykjavík在住の方はこんなふうに言っていた。
「本当のアイスランドのよさは、もうなくなってしまったんじゃないかなぁ」
色々な想いを抱えながら、今回はどんな天候にも負けずにシャッターを切った。シゲルさんは体調不良にもかかわらず、最後まで懸命に撮影のアシストをしてくれた。
海外へ出てこんなスタイルで撮影をすることは初めてだったけれど、今後も再びこのような旅が出来るだろうか。
とにかく必死で、必死な旅だった。
やっぱり。アイスランドはどこまでもどこまでも…霞みがかったように遠い。