今日のお弁当です。
“卵焼き
キャベツとウィンナーの炒め物
にんじんのバター蒸し
長いもの海苔巻き
ブロッコリー
春菊のおひたし
ほうれん草のオリーブオイルソテー”
このお弁当の中には三人のお母さんの優しさが詰まっていて、お弁当箱を包む時にその事をシゲルさんに一つ一つ説明しました。
「これはシゲルさんのお母さんが送って下さった、キャベツとブロッコリー
これは冬耳くんのお母さんが下さった、春菊とほうれん草…
そして、マッチー(わたしの母です)からの長いもとにんじん…」
朝の忙しい時間ではありましたが、なんともあたたかなものに包まれた一日の始まりでした。
そして今日のおやつには、こちらも冬耳くんからいただいた“おたべの八つ橋クランチ”。
包みを開けて出てきたおたべちゃんが愛らしいなぁ。
シゲルさんは八つ橋とクランチチョコレートの結びつきに、思わず手が止まらなくなっていました。
そしてそして、これまた冬耳くんが持って来てくれた京都の“にしやましぐれ”というつくだ煮を使って、今晩は炊き込みごはんにしました。
白菜と肉団子のスープにも、冬耳くんからのお野菜を使っています。
こうしてみんなの優しさや想いが我が家の食卓に豊かさと彩りを与えてくれ、シゲルさんとわたしはいっそう集中をし、静かに食事を楽しむのでした。
「ぼくがかみさんをいちばん愛している瞬間は飯を食っている時」
そう言っていた、あの人の言葉をいま何度も思い出します。