2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

この季節になると、いつも強く思い出す事があります。 病室の窓から見えた光のきらめきだとか… 冬服のわたしには暑過ぎた空調だとか… きつく香ったオレンジのにおいだとか… 最期の最後に聞いた声にならないような声… 覚えているという事がわたしの役目なのだ…

シゲルさんの春の個展へ向け、我が家は強化月間が続いています。 毎日深夜までシゲルさんは制作に励み、わたしはじっとそれが終わるのを待っている日常が続いていました。 けれども、さすがに最近は深夜一時頃までしか起きていられず、先にベッドに潜り込ん…

いつもの晩ごはん。 今夜は我が家の常連さん冬耳くんと三人で。

白いシーツ、白い毛布、白いカーテンからの光… よく眠る大好きな人。

IKEA!IKEA!!IKEA!!!

シゲルさんと大阪へ。 あるビルの休憩室で、我が家とお揃いのストーブを見つけました。 「かわいいなぁ。緑も欲しいなぁ…」(うちのは赤色なので)と、シゲルさん。 引っ越して来た当初は、部屋のインテリアをパリのアパルトメントの一室のように出来たらい…

ニューヨークのマギーから、シゲルさん宛に手紙が届きます。 そこには“Greetings to Minako!”という嬉しい言葉もありました。 何千マイルも離れた所で暮らす人達が、わたし達ふたりを覚えていてくれるという事… そう、それだけでも充分な希望となります。 さ…

sweet afternoon.

今日のお弁当です。 “卵焼き キャベツとウィンナーの炒め物 にんじんのバター蒸し 長いもの海苔巻き ブロッコリー 春菊のおひたし ほうれん草のオリーブオイルソテー” このお弁当の中には三人のお母さんの優しさが詰まっていて、お弁当箱を包む時にその事を…

冬耳くんのお母さんが作って下さったおしるこは、お餅までが手作りでした。 今日のおやつにシゲルさんといただき、ふっくら小豆にふたりで大喜び。 なんだか最近… こと更に強く、“お母さん”達がスーパースターに思えて仕方ありません。

インターフォンが鳴って扉を開けると、にっこりと微笑んだ冬耳くんがお鍋と椅子を抱えて立っていました (我が家には来客用の椅子がなく、冬耳くんは持参して来てくれたのです。そして、我が家にはお鍋用の鍋もなく…)。 それらを玄関に置くと、またすぐに自…

映画『ones・ダブリンの街角で』(2006年/アイルランド/監督:ジョン・カーニー)。 まず。街中を掃除機引っ張って歩く、マルケタ・イルグロヴァにノーーーックアウト!! そして、とても素敵な映画でした。 かつてのどこにもいけなかった綺麗なままの恋が…

シゲルさんのご実家から贈り物が届きました。 いつもクール便を使って、沢山の地元の海の幸や手作りのお野菜などを送って下さります。 ふたり暮らしではすぐには食べきれない量なので、一つ一つ小分けにして冷凍したり、 お野菜は長く保存がきくよう下処理を…

それは美しい花を見つけた時の、あの高揚感と似ていました。 はじめてお手紙をいただいた日から数年。 わたし達はやっと二人で会う機会を持つ事が出来たのです。 お会いする何日も前からシゲルさんに「どうしよう!どうしよう!!」と、 わたしは緊張と興奮…

本当に悲しかったのは、 すぐに「大丈夫だよ」と言えなかった 自分の小ささなのかもしれません。

今度はシゲルさんとふたりで奈須くんの個展を観に行きます。 会場では嬉しい偶然もあって、とてもよい一日でした。 写真はフィルムで撮ったため、また後日にでも。 シゲルさんは会場を後にしてから尚も、奈須くんの絵について考えていました。 そういったも…

昨年末に我が家へ来てくれたなおから素敵なアルバムが届きます。 それは、その日に沢山撮ってくれた写真を一冊にまとめたものでした。 ここでわたし達ふたりをこんなふうに撮ってくれる女の子は、 なおが最初で最後かもしれないなぁ…と、 何故だかぼんやりと…

映画『ミスター・ロンリー』(2007年/イギリス=フランス/監督:ハーモニー・コリン)。 マイケル・ジャクソンとマリリン・モンローでしか生きられない二人の恋は、 あまりにも繊細過ぎて…いぢらし過ぎて… 悲しく切ない物語を描きました。 そして、空を飛…