2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

撮影で喫茶店を廻る。 三軒目には、もうお腹がちゃぷちゃぷで飲めなかった。 今日の暑さはまだ過ごしやすく助かったのだが、先日の真夏日での撮影ですっかり日に焼けた。 普段は日傘を差しているけれど、あんまり意味がないなァ…と思う。お風呂では、首がヒ…

【夏筆記、壹。】 5時半起床。晴天。白のワーゲン。「いかるが」読めるけど書けない。法隆寺。蓮の大輪。建物の中を風が通る気持ちよさ。百済観音像の背中から腰にかけてのラインにぐっとくる。夢殿の聖徳太子はりんごほっぺ。映画みたいな蝉の声。冷たい梅…

Honeycomb Summer 2007. Vol.004

Honeycomb Summer 2007. Vol.003

荷物は重く、肩が痛みます。 そう言えば、ぐりとぐらのリュックもぱんぱんです。 それなのに、彼らはいつも楽しそう。しかも、余裕です。 自分の鞄とカメラバック、買い物した袋が三つ。こんがらがって、わたしには余裕がない。 くたくたで乗り込んだ電車で…

朝起きて窓を開けると気持ちのいい風が吹きます。 誕生日に貰った風鈴が鳴ります。 朝ごはんはゆっくり食べます。 ハンカチにアイロンをかけると少しいいにおいがします。 美術館は涼しくて心地のいい眠気を誘います。 中年のカップルが蝉の抜け殻を突いてい…

Honeycomb Summer 2007. Vol.002

朝目が覚めると、部屋中にユリが香っている。 色彩の少ない朝の部屋に佇むそれは、寡黙で力強く、美しかった。 美しいものには、いつでも少し物怖じしてしまう。 人が美しいものが好きだという事を、知っているからだろうか。 美しいものを失ってしまったと…

Honeycomb Summer 2007. Vol.001

只今、午前二時半を過ぎたところです。 これから、空港に行って来ます!!

北浜。内覧会。 ギャラリーの中から見る驟雨。淀んだ土佐堀川と切り取られた灰色の空。傘がなくてオフィス街を駆けていく人たち。 水槽の中にいるみたいな午後。 アンリ・シャルパンティエの小さな焼き菓子。 ゆるい冷房。タングステンの明かり。喋ったり黙…

近頃、生活のリズムがおかしくなっていて、夜九時・十時には眠たくなってしまい朝三時・四時には起きている。 起きてもあまりバタバタと動き回る事は出来ないので、家族や近所が起き出す六時頃までは部屋でじっとしている。 ヘッドフォンでポッドキャストな…

五月のトークイベントのスライドで使った写真です。 アンパンマンはいないから、力の出ない時はつまらない事を考える。

朝起きると、七夕うまれの女の子からメールが届いていた。 「今年の誕生日に天の川を見て来ました。 太陽系も天の川の一部だから、わたし達は天の川の中から天の川を見ているんだよ」。 布団の中でそのメールを読みながら、いつか聞いた北極星ポラリスの話を…

おばあさんに道を尋ねられる。 わからなかったので、サラリーマンのおじさんも立ち止まる。 お昼の慌ただしいオフィス街で、わたし達三人だけが止まっている。 ビルの間を、とても強い風が吹き抜ける。 ばあちゃん、銀行にちゃんと着けたかなァ…。

雨が、降る。 長いズボンの裾が、どんどんと色を変えていく。 朝は雨が降っていなかったせいか、街には傘を持たない人が多くいた。 駆けていく人たちを見ていると、雨の中のその姿はなんだかスローモーションのようで、「プライベートサーファー」のPVを思い…

CSをつけると、映画「ワンダフルライフ」(98年・是枝裕和)。 途中から、思い出し思い出し、観る。 前回観た時にはこんなにも泣いただろうかと思うくらい、ぽろぽろと涙が出ていた。はじめてこの映画を観た時から長い年月が経って、自分の中の何かがいろい…

リネンワンピース、きなことバター、しその葉とチーズ、ガラスひょうたんを磨く、「街のあかり」公開、深爪、コーヒーのおかわりはいかがですか?、携帯電話の憂鬱、オイルペーパー、東ドイツと西ドイツ、眼科プリーズ、スティグ・リンドベリ、好きな声、「…

一筋先の小さな子供のいる家の父親が、ここまで聞こえてくる大きな声でオペラのような謎の歌をうたっている。 それに合わせてはしゃぐ子供たち。真似をしようとしているのかしていないのか子供たちはぐだぐだで、父親はテンションが上がり過ぎである。 声の…

嬉しいことが、ひとつとふたつ…。 朝4時半に目が覚めた。 ゆっくりと風呂に入って、のんびり身支度をする。 時刻表を見るとバスは30分以上来ないので、歩いて行く事にする。 納品先の市場の方、「感激しました!!」「やった〜!!」と言って下さる。 なんだ…

ミシンの起動音、OXYGEN WATERのラベル、anonymass「harusame No.9」、アンティークの蝋燭立て、単行本の厚み、そば粉のガレット、YO LA TENGO「SUMMER SUN」、アイロンで火傷、西宮の生地屋、ピーター・スピアー「雨、あめ」、二十日大根、バジル、オレガノ…

父が生前にせっせと集めたあらゆるスクラップブックの中から、海外の裸婦ばかりの切手を集めた一冊が見つかった。 こんなにも身近にサブカルチャーのような人がいたのだなぁ…と、なんと言ったらよいのかわからない心持ちになった。 もし父と家族ではなくて友…

外は雨で、紫陽花が綺麗。 柿の葉すし、読みかけの小説、きちんと取ってあるアンケート葉書、九月のお芝居のチケット、蚊取り線香、扇風機、アップルストアの店員さんの字、ガス・ヴァン・サント、レンタル屋、小津安二郎、新しく見つけた雑貨屋、縫われるた…

写真作業用のMacが完全に起動しなくなりました。 アップルストアでももう修理が出来ないみたい。 という事で、ホームページを更新する事も削除する事も出来なくなりました。なーむー。