雨の中、久しぶりにシゲルさんと京都まで。
たっぷりと濡れた傘を閉じてビルの階段を上がっていくと、ギャラリーの中には幾つもの色彩を帯びた無数の雨粒が足下一面に広がっていました。
京都neutronで行なわれていた森太三さんの個展『Rain』は、くぐもりがちな雨の日の気分を鮮やかに変えてしまう、ちょっとした魔法を持ち合わせた展覧会でした。
森さんの作品を拝見するのは『Sky mountains』以来二度目ですが、こういったオーディエンスを放ったらかしにしない仕事にわたしはもののみごとに心躍らされてしまいます。
その後、雑貨屋では夜長堂さんの“モダンJAPAN復刻ペーパー”を購入し、ふかふかとした心持ちでうちへと帰るのでした。