朝から清々しい気候。
シゲルさんは朝ごはんを終えるとすぐにアトリエへ入り、キャンバスの裏に保護用のペンキを塗っている。
午後からは大阪へ出て、阪本勇くんの大個展(2010年5月11日〜5月30日 at 海岸通ギャラリー・CASO)。
阪本くんは八年程前に東京で知り合った同世代の写真家で、会う機会は少ないといえども、今も展覧会の案内や連絡をくれる。
会場にはおにぎりの写真がいっぱいで、なんとも楽しい気持ちとなった(変な感想ですみません…)。
そこからサントリーミュージアムへ向かい、『resonance 共鳴 人と響き合うアート』(2010年4月3日〜6月20日)。
16時からミュージアムツアーというものがあって、好きな作家さんが同行されるとのことなので参加した。
学芸員の語りと共に進んで行くツアーはとても楽しく、シゲルさんは「美術館に作品を観に行くということの初心に還れた」と話していた。
中でもジャネット・カーディフの作品がとにかく素晴らしくて、思わず感極まってしまう。
40ものスピーカーを使ったインスタレーションなのだけど、そこから流れる大音量の宗教曲に身を任せていると、自分が主役でもいいのだと…それがいったい何のかはわからないけれど、確かにそう思ったのだった。
美術館を出た後は晩ごはんを食べ、上機嫌で帰路に着く。
家までの帰り道、酒屋のはなちゃん(コーギー犬?、15才)とたわむれ、もう最高。