麻美さんと“きんせ旅館”まで。
永い時間をまとって生きてきたこの築250年の建物と、そこに携わってきた人々の宿った想い。
森閑な空気に触れながら流れてゆく時間は、嬉しくて、とてもたおやか。
外を歩けば、小さな春に触れて笑い合い、あたたかくいつまでも胸が高揚していた。