先日、帰り際に友人がお土産を持たせてくれました。

近くのお菓子屋さんで買って来てくれたという、焼き菓子の詰め合わせ。
こうしたお菓子をいただくと、いつものお茶の時間がうんと贅沢でゆったりとしたものに変わってしまいます。
なんといっても、ずっとアトリエで制作しているシゲルさんが、おやつ目当てに、ちゃんと居間に来て休憩してくれることが嬉しい。
なんでもない一日の、ささやかな幸せ。



こちらは箕面へ遊びに行った時に、お土産に選んで来てくれたもの。
猿の切り飴と椛の葉書。
彼女の秋の思い出が、わたしの手のひらにまでやって来てくれたよう。
気持ちはほのあたたかくて、ほっぺはいつまでもころころと甘い。


そして。昨夜は嘘みたいに最終電車に間に合わず、家まで歩いて帰ることとなったのだった。
「嘘みたいに」というのは、ただ昨夜が皆既月食だったからというだけのことで…
それはちょうど坂道を下る手前でピッタリと重なったのだ。
同じく最終電車に間に合わなかった人達が乗ったタクシーは、立ち止まっているわたしの横を次々と走り去って行く。
少しのズレのような、世界が遠退いて行くような…そんなものを感じながら、なんだかよくわからないけれど暫くそれを眺めていた。
宇宙は夜で、地球はずっと夜の中に浮かんでいるということ。
幾つもの夜を越えて、時に、恋人も友人も、遠ければ遠い程、良い時があることを知った。
そして今日は、起きるともうお昼前。
頭が、少しだけぼーっとしている。



【朝ごはん】
・いただきもののBIGOTのパン
・ベーコンとスクランブルエッグ
・キャベツのカレー風味炒め
・ヨーグルト(ブルーベリージャム)
・シゲルさんのドリップコーヒー



【晩ごはん】
・白米
・ベーコン、キャベツ、コーン、ピーマンのコンソメ
・こんにゃくのサイコロステーキ
・ハニートマト
・人参とツナのスイートチリマヨネーズ