滋賀まで、稲富淳輔さんと忠田愛さんのふたり展を観に行って来ました(『往復書簡』at ギャラリーサラ)。
道中、手土産を忘れたことに気づいて戻ったり、乗り換えで寝過ごしたり…いろいろとジタバタしてしまったけれど、観に行くことが出来てよかったなぁと、幸せなため息の出る展覧会でした。
ご夫婦で丁寧にそれぞれの制作を続けておられる在り方に、わたしはとても憧れています。
テンションの上がる素敵なギャラリーへお邪魔すると、外はまだまだこんなにも暑いのに、そこにあるおふたりの作品は厳しい寒さの中に咲く花のようで、とても緊張感のある空気をまとっていても、そのずっと奥にあるものが途方もなくあたたかい…
控えめに、それでも力強くこだまするような空間。
おふたりにお会い出来ることは嬉しくて、そして、その道中もなんだかいつもいいなぁ…と、沢山の土産物を持ち帰ったような心持ちとなった。
列車から見える琵琶湖の湖面は、秋が来ることなんて知らないみたいにきらきらと輝いている。