朝九時頃までスヤスヤ眠っていると、「ミナちゃん、セレブやで」と謎の呼び声で起こされた。
何かと思って居間まで行くと、日曜美術館杉本博司さんの特集。シゲルさんと並んで、ぼんやりとした頭のまま見る。
それからゆっくりと朝ごはんの支度。
会話をするでもなく、しないわけでもなく…いつもと変わらない休日の食卓の風景。
恐らく。腕を振るって御馳走を並べるよりも、どんな素敵なレストランで食事をするよりも、かけがえがなくて好きな時間。
なんでもないことが、今日も嬉しい。