四時過ぎに目が覚めて、朝が来るのを見ていた。
部屋の窓から見える、東の山々のシルエットがぼうっと明るくなり始める。
丸いオレンジが覗くと、一気に部屋が明るくなる。
朝日が昇るのを見ていると、拝みたくなってくるのはなぜだろう。
今年の獅子座流星群は綺麗に見られるかな。
六時過ぎに梨の皮を剥いた。
秋の味覚がまだみずみずしい。
だけど、まだ、焼き芋もしていないし、柿の葉寿司も買いに行ってないし、冬服も買っていない。
落ち葉を拾いながらの散歩はした。
冬が来ると、今よりももっとちくちくとしてくるのだろうか。
嬉しかった言葉を思い浮かべていくと、一番は「安心していて下さい」だった。
愛の言葉は幾らかあると言えども、「安心していて下さい」とはなんと胸をうつのだろう。
高校生の頃に劇場まで観に行った「Buffalo '66」をラストシーンだけ繰り返し観る。
いい歳した男が恋人が出来てうきうきして、ダイナーでハート形したクッキー買って、店に居合わせたおっちゃんにも買ってあげて、「自分で食うなよ、恋人にあげろよ」とか言ってる。それを観ていると、泣けてくる。
たっぷりとつくった紅茶をサーモマグに入れておこうと思ったら、蓋がない。サーモマグ意味なし。
相変わらず、鼻ばかりをかんでいる夜。
やっぱり、アナログフィッシュの「Town」を聴いている。
いつから冬になるのだろう。