ブラウンの美しい曲線を持つ携帯電話のアラームが鳴るよりも、
一時間半前に起きます。
起こしてはいけない…と、
真っ暗な部屋の中でそっとベッドから出ようとしますが難しく、
引き止められる事があります。
その瞬間、先程よりもうんと毛布があたたかみを増したように思え、
このまま再び眠りにつきたいと思ってしまうのです。
そう。ここ最近、毎日。
そして、そっと慎みのない事を思います。
「どうかこの腕に包まれたまま、わたしの世界が終わって下さい」
大好きな冬がいよいよ本番を迎えはじめ、
今日もわたしは元気です。