この季節になると、いつも強く思い出す事があります。
病室の窓から見えた光のきらめきだとか…
冬服のわたしには暑過ぎた空調だとか…
きつく香ったオレンジのにおいだとか…
最期の最後に聞いた声にならないような声…
覚えているという事がわたしの役目なのだと、歳を重ねる毎に思います。