映画『西の魔女が死んだ』(2008年・日本・監督:長崎俊一)。
ベストセラーになった原作は読んでいないのですけれど、映画のこの世界観はとても気持ちの良いものがありました。
物語の展開がどうというよりも、穫りたてのレタスが肉厚でぷりぷりとしている様子や、洗い立てのシーツをラベンダーの上に敷いて干してしまう大胆さ、夜中にクッキーを焼きたくなってしまう衝動…そいうった事が、観終えた後にいつまでも胸に残ります。
そして、嫌な気持ちにエネルギーを使うのは、とてもしんどいという事。
日本人以外にはどうやってもなれないとは思いますが(魔法使いにはひょっとしたらなれるかもね)、こういったおばあちゃんにはなってみたいものです。