映画「パラノイドパーク」。
(2007年、アメリカ=フランス、監督:ガス・ヴァン・サント
少年は少年でいる事をやめられない。
世界は世界である事を、変える事が難しい。
この映画の中で人を殺してしまった少年が裁かれる事はなかったのだけれど、その事が彼にとっての裁きであったのか…
見終えた後にそんな事を考えさせられる、そんな映画だったように思います。
ただガス・ヴァン・サントの映画の中ではあまりにも物足りなくて、キュートでクールな男の子にもいまいち胸が高鳴る感じがありませんでした。
それでも、少年の「無感動」とエリオット・スミスの曲には、どうしてあんなにも色気が出てしまうのだろうか。