朝はゆっくりと起きて、三人で朝ごはん。
冬耳くんが帰宅した後、シゲルさんは病院へ行き検診。胃は良好。
お昼ごはんには冬耳くんが持って来てくれたお野菜を使って、さっそくサラダを作ったのだった。
時間は風呂につかっている内に夕暮れ。
ふたりとも少し粧して、長堀橋にある小さなイタリアンのお店まで向かった。
今夜は友人がわたし達ふたりを結婚パーティーに招待してくれたのだった。
あたたかな笑いの絶えないパーティーに、シゲルさんは陽気となって少しのお酒を口にしている。
わたしといえば純白のドレスに包まれた美しい友人を前に、おかしなくらい号泣していたのだった。
恋人のころからずっと話しを聞いてきたふたりが、遂に夫婦となった。泣かずにはいられない。
パーティーは素晴らしく、終わってからも思い出しては何度か泣いた。
家までの帰り道は寒いです。けれども頬は赤く、少し熱いのがわかります。おめでとう。