2011-04-16 ■ 夜遅く、シゲルさんが寝込んでしまう。 酷い花粉症かと思って病院へ行ってみると、風邪までひいていたのだった。 眠って眠って、鼻をかんで、また眠って… ふと気づくとジャコメッティを読んでいて、そうかと思うとまた眠っている。 いつもより夜がうんと静かに感じられて、わたしは一人でレンタルして来たDVDを観た。 カリフォルニア州の風力発電所のつらなり、もう若くはない兄弟は思い出の曲を口ずさみ、離ればなれになったとしても得ることの出来た安堵感… この映画の感想をシゲルさんが元気になったら伝えたいな…と、閉め切られた寝室の扉をぼんやりと眺めながら思った。