この秋に開催される木津川アート2011に出展される、伊吹拓さんのオープンワークスへ行ってきました。
まだまだ暑さの残る中、はじめて乗る列車に、はじめて訪れる町…それはなんだか夏の遠足のよう。
オープンワークスが行なわれていた会場へ辿り着くと、その倉庫の広さに驚きを感じるよりも前に、ずらりと並んだ3m×1.8mの大作に目を奪われました。
そして。倉庫の此処彼処には、この夏の三ヶ月間に制作されたという物凄い数の作品。
わたし達はその集中力を垣間見て、奮い立ち、ずっとどきどきとしていました。
美しい緊張感に満ちた、それは神聖な空間。
今日がオープンワークスの最終日ということもあり、会場には見学される方が次々にやって来られました。
そんな中、伊吹さんは制作のモチベーションを保ちながらも、沢山の心づかいを見せてくれます。
シゲルさんと「本当に来ることが出来てよかったね」と話しながら、わたしは帰路で思います。
わたしは「好き」を写真に撮ることにとても時間がかかるけれど、いつかこの気持ちも写真にすることが出来たらいいなと。