瞳さんのご実家から、素敵なテーブルを譲っていただきました。
なんでも閉店する喫茶店から幾つかのテーブルセットを譲り受けたそうで、瞳さん自身がお家で使われているものとお揃いです。
小ぶりで味わい深いテーブルは我が家の台所で使われて、シゲルさんとわたしは何度も「ここにテーブルがきて、めちゃ変わったねぇ」と喜び合いました。
(これまで我が家の台所には配膳するスペースがなくて、オーブンの扉を開いて食器を並べたり、わざわざ居間の食卓まで行って料理を盛りつけていた)
この日もとても寒くて、わたしは瞳さんのほっぺに出ている鳥肌に驚いたりしながら、四人で瞳さんのご実家まで。
そこではじめて会う瞳さんの妹、姉と妹のたおやかな姿、山内さんと妹さんの安心し合った関係…
それらを眺めていると、わたしは急に家族が欲しくなって(わたしにもきちんと家族はいるのだけれど)、なんだか恋しい気持ちでシゲルさんと家までテーブルを担いで帰った(嘘。テーブルは殆どシゲルさんが持ってくれた)。