先生の工場へ行って来た。
写真のことで悩んだり、立ち止まったりすると、いつも足が向いてしまう。卒業して十年以上も経つというのに…。
訪ねる度、なんだか霧が晴れていくような心持ちとなって、「個人授業料、払わなあかんなぁ…」と思うのに、まだ一度もお返し出来たことはない。
きっと「お返し」って、わたしが写真でどうがんばれるかどうかなのだけれど、何年経っても変わらず冴えないわたしは、先生に「どうしよもない奴」と思われては、デレデレとしている。
そういった関係や時間が、わたしにはまだ必要なのかな…
今日のモコさんはなんだか元気がなくて、しょんぼりとした顔をしていた。夕方には病院へ行くそうだ。
わたしはつくづくタイミングが悪いなぁ…と。
(ちなみに先生の娘さんはインフルエンザだった…)