3月11日。
シゲルさんより遅く起きたら、名古屋マラソンがスタートする頃だった。
朝からせっせっと制作しているシゲルさんの気配を感じながら、わたしは黙々と家のことをする。
スーパーマーケットへ行って帰って来ると、14時46分。ふたりで、黙祷。
コーヒーをいれて、おやつ。
晩ごはんはお好み焼きを作り、3.11の特番を見ながら食べた。
どうしようもなく涙が出てくるので困ったけれど、シゲルさんが焼いてくれるもだん焼きはわたしの豚玉よりも美味しくて、黙々と泣きながら食べて、おかわりをして、今夜もふたりで「ごちそうさまでした」と言う。
食器を洗ったら、綺麗に台所を磨いて、風呂に浸かり、適当に髪を乾かして眠る。
明日も、明後日も、十年後も、ずっと…当たり前のことが当たり前ではないということを、わたし達は忘れずにいられるのかな。
(少しずつですが、まとめて日記をアップしていきます)