朝。一杯のスープがあると嬉しい。
シゲルさんのご実家から届けられた野菜でつくったコンソメスープ。
お義父さんとお義母さんがつくる野菜からは、土のにおいがちゃんと伝わってきて感覚が戻ってくる感じがする。
朝六時。シゲルさんは既に出勤していて、とても静か。
あたたかいスープと控えめに流すトルン・エリクセンの歌声が身体に沁みていく。