大切な方から届いた手紙には、かわいらしいティーパック紅茶のおまけ付き。
手紙は言葉以上のものを届けるのだなぁ…と、いつもしみじみと感じます。
ところで。アインシュタインは相当な筆まめだったと言います。
わたしも以前は熱心な筆まめ家でした。今となればにわかには信じがたいのですが、実はシゲルさんも。
ネットが普及してE-mailもチャットも簡単な時代となったのに、一年間ネット環境のないアメリカの田舎町で暮らしていたシゲルさんとのやり取りはいつも手紙でした。
一年間、毎日一通の手紙を書き、互いにそれを三日分まとめてポストに投函し合う。
それは自分自身の日々の日記でもあり、会えないわたし達を繋ぐかけがえのない通信手段でした。
互いに一日たりとも途切れることがなかったのは、なんだか今ではちょっとおとぎ話みたいで(恋の力って凄いねっ!)、それでもその一年間で培ったまめまめしさや思いやりは、こうして夫婦となった現在にも継続されているように思います。
(今では全く手紙を送り合うことはなくなったけれど…)
あたたかな言葉と共に届けられた紅茶からはメープルとキャラメルの香りが心地よく広がって、わたしは甘い時間に包まれながら嬉しかった言葉を何度も辿る。
そうして。ものやわらかな想いはいつでもきちんと伝えていきたいと、そう強く実感しました。