シゲルさんが出勤すると、ひとりで大阪へ出て、航空券の手続き。
まだまだ先のことと思っていたのに、目星をつけていた飛行機にはもう空席がなくなっていて、別の便をおさえることに(少しでも安い乗り継ぎ便で行くため)。
印刷された航空券の価格に、改めて身が締るような思いとなる。
その後、にぎやかな街で少しの買い物、安心の出来る店で遅めの昼ごはん。秘かに想い続けている人の個展では、色とりどりの世界に驚く。
何かが、やって来ようとしている。遠くから。そんな、ひとりの時間。