携帯電話も圏外、パソコン通信も難しい。それを気にかけてくれるあなたを、いとしく思います。ここから何千マイルも離れたあなたが、いつでも安全で健やかでいてくれるのならば、特に恐れなどもありません。わたしには猫型ロボットなどいないけれど、藤本由紀夫は「26 philosophical toys」の中で“「封筒」とはあの「どこでもドア」と同じものなのである。”と言っている。いつかの懐かしい遠距離恋愛の恋人たちのように、これからふたりの間を行き交うであろう沢山の手紙。「ぼくの事」「わたしの事」が、いつか「ふたりの事」となりますように。