この写真がこの旅の最後のほんとに最後の写真。
帰り道の、どこかのドライブインにて。先程購入した大内山牛乳製品を待ちきれずに食べる二人。
落ちてくるような星空を見上げる事が出来なかったり、メインイベントの鰻を釣る事が出来なかったり、雨が強かったり、肌寒かったり…
眩しくて暑い暑い夏の旅とは少し違ったのかもしれないけれど、ただただ幸せな三日間。
そして。現像から上がってきたこの写真を見たら、なんともスイートな後味で。


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今回の旅でわたしが楽しみにしていた事といえばこれで、大内山牛乳製品を数多く取り揃えたお店「ミルクランド」。
大内山牛乳はシゲルさんが育って来た、お母さんとは別のもう一つの味なのです。
楽しみにしていたのはわたしのはずなのに、お兄さん二人は店内を満たしていた甘い香りに異常な盛り上がり。
あれもこれもと…三人でわけがわからなくなってしまうのであった。


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どこか懐かしく、かわいらしいパッケージに心躍る躍る。


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動物園であるのに、一番印象に残った事といえば看板犬のゴローで…。


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シゲルさんが小学生と中学生の頃に遠足で来たという県下最大の動物園へ行くと、そのこじんまりさと手作り感に驚きました。
今はオーナーも変わり園内を新しくするために工事が行なわれていましたが、以前はもっともっと素朴な造りだったそうです。
珍しい動物などは見当たりませんが、のんびりとした味わい深い動物園でした。


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最終日の三日目も朝から土砂降り。
午前中にお墓参りをして、帰る支度を始めます。
お父さんとお母さんはわたし達に持たせるために海の幸や食材を用意して下さり、なんと言ったらいいのかわからない感情になる。
迫るような深い山々と、青白く光る海の近い町。どこから行っても遠い町。
シゲルさんはこの小さな町で、お父さんとお母さんに大切に大切に育てられたのだ。
次に訪れるのがいつになるのかを想像してみて、ゆっくりとこの町に「さようなら」をする。