中村ハルコさん写真展。
中村ハルコさんは第21回キャノン写真新世紀のグランプリ受賞者の方で、2005年に43歳という若さで亡くなられながらも何万枚という素晴らしい写真を遺した方です。
今回、中村ハルコさんの写真集『光の音−pure and simple』出版、そしてこの写真展を手がけられた方が、わたしも写真新世紀で大変お世話になった方でした。
亡くなった後にも写真が遺り、こうして幾人もの人達の想いによって作品を伝え続ける事が出来る。
死んだ後の作品がどうなるのかは作家本人にはわからないものですが、ものをつくり、残していくというのは、やはり多くの意味で素晴らしい事だと思えました。
ハルコさんの写真の前に立つと、不思議なエネルギーで身体が満ちていくのを感じます。
ハルコさんはもういないのに、わたしはハルコさんの写真から想いをキャッチして、自分が写真で出来る事はなんだろう…
そんな事をふと考えていました。