我が家の近所には花屋がないため、春になるとよく川沿いの土手で少しの花を摘んで来る。
食卓の上に花があるだけで、気分は不思議なくらいたおやかなものに変わってしまう。
朝起きて窓からの陽を受ける花を見た時の、あのいつもはっとしてしまう気持ち。
それは夜が明ける楽しみのひとつ。