(出産後も、まだお腹って大きいものなのね?!)
友人に第一子が誕生したので、いそいそと病院まで会いに行く。
同じ女性であっても、出産は体験した人にしかわからない大変さや幸福に満ちていると思うのだけれど、彼女との距離感が関係しているのか、話を聞いている内にわたしまで物凄い体験をした気分となって、勝手に身体の芯がぽっぽっとしてくる。
合わせてご挨拶に来て下さったご主人と和やかに会話の流れをつくってくれる友人、そして、目の前でスヤスヤと眠っている誕生したばかりの命。
そうか。わたしは今日、新しい家族に会いに来たんだ…
考えてみればもちろんそうなのだけれど、なんだか急にハッとして、大声で「よかったなぁ」と泣き出したくなるような心持ちとなってくる。
駅のホームに差し込んでくる西日は驚く程にオレンジ色で、明日もきっと晴れの日に違いないと思った。
おめでとう。限りなく幸せな、これからの未来にも。